Fantastisches Abenteuer 1

ファンタジック・アドヴェンチャー

ファンタジック・アドヴェンチャーは二つのハプニングから成り立っている。その一つ目は「ファンタジーのためのデモンストレーション」である。

Artbergは製造２５年のモーターバイクで、助手席に架空のドラゴンを乗せアルプスを越えてフランスへ向かった。この旅は骨の折れる旅であった。そして荷物の積みすぎのため、エンガーディンを通過中だけでも、バイクのタイヤを５回も修繕しなければならなかった。コル‐ディ‐テンダ峠道で、彼は標高２０００ｍのところで３０ｃｍの新雪にはまってしまい、彼の旅はだから、再び雪が解けるまで中断されることになってしまった。Artbergはドラゴンと共に、人気のない小道を通ってアルプスを越えたのである。

しかし、かれの通ったその寂しい地域でも、Artbergは彼のファンタジーのためのデモンストレーションを、好意と感嘆をもって受け止めてくれた、多くの人々に出会った。

ファンタジーのための二つ目のデモンストレーションは「天使と悪魔と僕」である。

Artbergはここで再び同じ古いモーターバイクに乗り、天使を助手席、トレーラーのイスの上に悪魔を座らせて走ったのである。チロルからブレーメンまでの旅であった。二つの像とも無線で遠隔操作出来るようになっている。この時もArtbergは、非常に好意的な新聞記事が証明するように、多くの注目と共感を得ることに成功したのである。

ファンタジーのための二つ目のデモンストレーションは「天使と悪魔と僕」である。

このデモンストレーションは人類へ、我々の時代のせわしなさや想像力欠如に対抗しての、一つの超現実的なメッセージである。