マニプレーションマシーン85年

これこそArtbergの最も贅沢なプロジェクトである。馬はその大きさにもかかわらず十分弾力性に富むものである‐起立が出来、体の長さを調節することによって移動することも可能である。長さ12m、高さ6,5mの鉄の怪獣は重さ1200kgで、ディーゼルエンジンとシリンダーで動き、リモコンで操作するようになっている。この作品の建築のために必要とした制作時間は、2000時間以上である。

 

このプロジェクトはフルプメス(チロル)での、子ども祭り週間の要請に基づいてArtbergにより造られたものである。このモンスタープロジェクトの実現化に際してArtbergはオブジェ制作グループ レフレックスを作った。

このパフォーマンスは子ども祭り週間で使われて、Brigitte Ohlroggeが出演した演劇関係で数回にわたり上演された。この中では子どもは色とりどりの服を着ているが、このモンスターに食べられてしまう。そして最後に怪獣の透明の体内を通り抜けると、灰色の均一化されたものとなって出て来るのである。
オブジェ制作グループのメンバーは:

Reinhard Artberg, Brigitte Ohlrogge, Heinz Peter Stoessel, Alois Schild

である。

このパフォーマンスの音楽担当は、印象の深い、特にこのために作曲した実験音楽を演奏してくれたCharly Maier (クラーゲンフルト)である。

その他計画されていた活動は制作グループの解散により実現されなかった。